学生が2週間かけて離島社会を体験。 都会と地域を繋ぐ人材を生む「島キャン|島おこしインターンシップ」。

SDGs推進委員会 会員No.0001 : 株式会社カケハシスカイソリューションズ

本社所在地:東京都新宿区
事業内容:人材採用支援、社員研修、広告制作

https://www.kakehashi-skysol.co.jp/

1000名を超える離島経験者を生み出したインターンシップ

中堅中小企業の経営・人材戦略をサポートする株式会社カケハシ スカイソリューションズでは、2015年8月より「島キャン|島おこしインターンシップ」(※以降「島キャン))を企画・運営しています。

「島キャン」とは、地域おこしに取り組む日本の離島と、都会ではできない就業体験を望む学生との、新たなカケハシとなることを目指す地域活性化支援サービスのこと。大学生が離島の様々な事業所にてインターンシップ生として就業し、労働力の提供と同時に、SNSでの島の情報発信や動画制作も実施するプログラムです。

これまでに鹿児島県・屋久島、奄美群島、島根県・隠岐諸島、長崎県・五島列島、北海道・礼文島の11の離島、約80事業所を舞台に実施され、累計1000名を超える島キャン生が誕生しています。

 

都会と地域の新しい関係を考える人材を育てる役割

東京をはじめとした大都市に人もリソースも集まっていく都市型モデルからの脱却が、様々な立場から提言される様になってきました。

特に2020年に入りwithコロナを前提とした新しい暮らしの形が模索されはじめ、離島を含めた地方への人や資本の流れが顕著になってきています。都市と地方との新しい関係性が求められているのは間違いありません。

そんな中で重要な役割を担うのが、双方の地域の文化を理解し、うまく橋渡しをしてくれる存在です。観光庁も「観光地域づくり法人(DMO)」など、都市と地方をつなぐ役割を各地に生み出そうとしています。

この役割に求められる重要な要素があります。都会と地方が継続的な関係を築くためには、都会のルール、そして地方のルール、どちらにも偏ることなくお互いにとっていいバランスを保ち続けなければいけません。つまり橋渡し役には、都会と地方、どちらの文化にも深い理解が必要になるのです。

ところが、実際にはどちらかに偏ってしまっている場合が多く、この要素をバランスよく備えた人材は貴重です。こうした橋渡し役の候補として、「島キャン」を経験した人材には大きな期待が寄せられそうです。

 

継続的な離島訪問と、島人との交流

というのも、「島キャン」経験者はインターンシップ期間終了後も継続的に離島を訪れるという特徴があり、地域文化を深く理解できている可能性が高いからです。

5年前にインターンシップに参加した学生が、社会人4年目になった今でも離島に訪れているといいます。彼らに訪問理由を聞くと、ほとんどが「お世話になった人に会いに行く」と答えていました。

数日間のみの滞在で完結する観光型訪問では、お互い観光客と受け入れ側という関係性を超えることが中々できません。ですが、2週間仕事も暮らしも一緒に、となるとお互い素の顔で接することが必要になります。

これが、何度も会いに行きたくなる人同士の関係性を築き上げているようです。

また、インターンシップを受け入れているのは地域おこしに熱心な事業所や行政がほとんど。等身大の活動を通して地域に活力を与えている受け入れ側の方々の姿は、学生にとっても魅力的なロールモデルとなっているのかもしれません。

 

誰もが参加できる間口の広い教育機会として

都会の大学を卒業して都会の企業で働く一方、継続的に離島を訪問し、島の中のキーマンと交流を続ける。都会と地方の双方の文化を身をもって理解できている島キャン生の姿は、今後の日本で求められる橋渡し人材としてとても有望に思われます。

2020年、コロナの影響を重く見て「島キャン」インターンシップの開催は見合わせることになりました。ですが、例年は大学生だけに限らず、本インターンシップに興味を持つ方であれば高校生も、社会人も参加可能にしています。

これまでの累計参加者も1000名を超え、その間口の広さも他インターンシップサービスと比較しても有数ではないでしょうか。

日本の将来を担う人材を育てる貴重な経験機会を広い対象に提供している本取り組み。今後も末永く続けていきたいと考えています。

株式会社カケハシスカイソリューションズは、SDGsに取り組む企業が取得できる新しい認証機関である一般社団法人日本ノハム協会より「ノハム認証」を、2020年12月に取得しています。今後も弊社のSDGsにおける取り組みにご注目ください。

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株式会社カケハシスカイソリューションズ【SDGsコミットメント宣言】

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